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ひと月ほど前、福井県は三国港を訪れた。
灼熱の太陽に照らされた海は、まるで巨大な湯船のよう。
ところであのドラム缶たちは一体いつからここで佇んでいるのだろうか。

約1年前に思い切って買った、電動アシスト自転車の本領が発揮されている。
近所の山地に住宅もひしめく素敵なエリアがあって、今の地に越してきて長年未踏の地だった。急坂を眼前にするとどうも探索する気が起きなかったのだ。
しかし、電動アシスト自転車を手に入れた私にもう恐れるものはない。
ちょっと涼しくなった夕方にカメラを引っ提げ、ついに出掛けてみた。
ブリヂストンサイクルの誇る“両輪駆動”が炸裂する。
これがアウディならクワトロなのだ。私はクワトロだ。精鋭的な自転車はおじさんの童心を呼び起こす作用を持つ。
湿気を多く含んだ空気が肌を撫ぜる。田んぼの匂いがする。今年初めてのセミも観測した。
まるで夏の里山を訪れたような気分だった。

在宅勤務の終わった夕方。夕飯の買い出しに出かけた。
台風が夏を連れてきたらしく、モクモクとした雲がもう当たり前にそこにいた。
“夕飯”と書いていて思ったが、社会人生活を振り返ってみると、“夕”にしてはずいぶんと夜更けにが食べていることが多い。言葉が暮らしに追いついていないのか、あるいは生活が本来あるべき姿を失っていると捉えるべきか。
とにかくこれからも健康第一でよろしくお願いします。

近所をサイクリング中、跨道橋の下にふと目をやった。
点在する青い紫陽花もまたこちらを見ていた。

自分が住む街の全体像を俯瞰できる場所があるって良いよね。

先週末、京都府は舞鶴市を散歩してきた。
舞鶴は天然の良港に恵まれており、古くから港町として栄え、貿易港だけでなく軍港としても重要な役割を果たしてきた。街を歩いていて感じられたあの開放的な雰囲気のルーツはそこにあるのかもしれない。
そんな舞鶴にある吉原入江は“日本のヴェネツィア”の異名を持ち、海へと続く穏やかな水路ギリギリに人家が軒を連ね、まるで自宅のガレージに車を留め置くような感覚で漁船を係留している光景も見られる。
自宅の生活と海とが至近な光景の代表例として同じく伊根の舟屋があるが、あちらよりも奥まった佇まいをしている。
お土産に買って帰ったかまぼこがとても美味しかった。

この場所をとても気に入っている。
手を繋いでいつまでも。お二人の姿が素敵だった。